2年ほど前、僕は「日本醸造協会」が主催する
「実践きき酒セミナー・清酒編」という、セミナーを受講しました。   

朝10時~夕方17時まで、ひたすら日本酒のことについて学ぶ2日間。

 

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資料によると......
「本セミナーでは、商品開発、製造管理、出荷管理の現場で必要な
きき酒技術とその周辺知識を体系的に習得できます。」
と書いてあります。

 

そういうセミナーなので、出席者のほとんどは酒造関係の方たちでした。

講義内容はいろいろあって、
 ・官能検査法ときき酒の理論
 ・においの識別
 ・アルコール度数の順位
 ・日本酒度の順位
 ・甘味の識別
 ・香気特性の記憶と識別
 ・酸味の識別
 ・味の濃淡、甘辛の識別
 ・タイプ別清酒の記憶と識別
などと、漢字ばかりの、いかにも難しそうな内容が並んでいます。

 

一つの講義が終わると、すぐにその内容に関するテストがあり、
全部門合格できれば「きき酒マイスター」の称号がいただけるという
なんともチャレンジのしがいのあるセミナーでした。

 

どうせやるなら合格して"称号"を狙いたい!

 

と、僕は意気込んでいたのですが、
どうしたことか、結構わかりやすい(と勝手に思い込んでいた)
「酸味の識別」のところで僕はつまずき......、
結局、マイスター称号はお預け状態になっていたのでした~~(泣)。

で、それから2年が経ち、
僕なりに練習を重ね、
この6月に再びリベンジの機会を与えていただきました!

 

前回落としたのは「酸味の識別」だけだったので、
今年はそのテストだけ受けさせていただき......
......晴れて合格しました!!

 

そして、もうすぐ「きき酒マイスター」の賞状が郵送されてくるはず!
とても楽しみで、毎日、郵便受けをのぞいています(笑)。


*日本醸造協会のホームページ
http://www.jozo.or.jp/index.html

 

 

アメリカ西海岸のサンフランシスコへ行き、6月20日から22日まで
「酒プロフェッショナルコース レベル1」を開講しました!

 

今回の会場はサンフランシスコのダウンタウンにある
「Bently Reserve」という、かつては銀行だった大きくて荘厳な建物。
今ではレンタルスペースになっています。


*詳しくはhttp://bentlyreserve.com/へ!

 まるで神殿のような「Bently Reserve」のでっかい柱。

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僕はそこの大きな会議室を借り、50人以上の参加者を相手に3日間、またまた日本酒のことをずーーっと話してきました。

 

 セミナーの案内ボードはこんな感じ。

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今は不景気と言われているし、セミナーを開催するのも大変でしょう、とよく尋ねられます。

 たしかに細かい準備もあって大変は大変なのですが、

でも、参加してくれる人数は以前とあまり変わっていないというのが実際のところ。

 

 

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熟年も若者も男性も女性も、酒好きは真剣そのもの。
特にアメリカでは、「不景気と言われている間に勉強をしたり、スキルを身につけて、次に好景気がやって来たときにチャンスをつかもう」と考える人が少なくないようです。

そう考える人たちの中から、どんなものが生まれてくるのか、日本酒界にとっても大きな楽しみですね。

 

 


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百聞は一飲にしかず!? 盛り上がるテイスティングの授業。


3日間のセミナーの後、2日だけシアトルへ飛んで他の仕事をして家へ戻ってきたら......、我が愛しの稲が出発前よりも伸びていました。

このところの太陽の恵みで、「鎌倉産山田錦」の成長ぶりは見事なものです!

 

 

 

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今年は"コンテナー田んぼ"の数も増え、賑やかに!

 

 

 

 

 

 

2010.06.25

酒サムライ

皆さんは「酒サムライ」をご存じでしょうか?

 

これは全国から集まった若手の蔵元さんたちの「日本酒造青年協議会」という会が、
平成17年(2005)から始めた、日本酒をもっと広く世界に伝えていこう!という
大きな夢をもった活動です。

 

そして毎年、その目的に沿った活動を精力的、継続的に行なっている人たちを、
日本だけでなく世界中の国から数人選び、「酒サムライ」として叙任しています。

 

嬉しいことに、僕も第一回目にこの「酒サムライ」の名誉を授かりました。

毎年、叙任式に合わせて、これまでの叙任者が集まり、
協議会の方々とも交流できる会が開かれます。

 

先日、僕は意気揚々とその会へ出かけていきました。

 

夕方5時頃、会が始まるのは確か7時だったな~と思いながら、
じゃあ、どこかで時間を潰すか......などと考え、
軽くビールでも飲むか、と思っていたところへ、プルルと一本の電話が。

 

出てみると、それは「浦霞」の佐浦さんでした。

佐浦さん「あの~、いつ頃おいでになります?」
自分  「え? あれ? というと!?」
佐浦さん「もう会は始まっているんですが......」
自分  「あれ!? 始まるのは7時からでは??」
佐浦さん「17時の間違いでは......!」

もう、顔から火が出るかと思いました!!!!!

 

のん気なことに僕は、17時を、夜の7時と勝手に勘違いしていたのです。
穴があったら......ハ・イ・リ・タ・イ......。

 

ビールどころじゃなくなって、僕はすぐさまタクシーを捕まえ、
その10分後には無事に会場で座っていました。

 

このたびは本当にご迷惑をおかけしました。
そして佐浦さん、お電話をくださりありがとうございました。

たまにあるんです、こういう"思い込み"。

 

これからは意地を張っていないで、書類や案内をいただいたときは
必ず「老眼鏡」をかけて確認しようと誓ったのでした。

 

*酒サムライのホームページもご覧ください!
http://www.sakesamurai.jp/

 

2年前から僕が挑戦しているプロジェクト(!!!)、
名づけて「鎌倉産山田錦」に今年もまたチャレンジしています。

 

2年前は、岡山県の丸本酒造の丸本さんに来ていただいて、
土をつくり、いただいた苗を一緒に植えて、秋まで育てました。
やがて無事に"一握りの山田錦"を収穫。

   

去年は、その収穫した米を、また丸本さんにお出でいただき、
発芽の方法を教えていただいて、またまたうまく秋の収穫にこぎつけました。

   

そして、今年の目標はッ!
ずばり「最初から最後まで一人でやってみること」にあります。
(といっても、丸本さんからは、土の種類やそのほかの細かなアドバイスを
すでにいただいてしまいましたが......)

 

で、まず、卵パックやプラスチックトレイに土を用意して種をまき、
大事に大事に温かいパッドの上にのせて、温度管理をしながら発芽に挑戦。

 

その後、うまく芽が出て苗に育ったので、
大きな鉢や箱に土を用意して、昨日、無事に移植しました!

当初、発芽に一番時間のかかったトレイの苗が、
なぜか一番太くて元気そうです。

 

これから必要なのは、太陽の恵みと十分な水分。

その他は何も使わないので、
考えてみればこれはれっきとした「オーガニック」?!

酒を造るほどの量は到底できませんが、
少しでも酒米の王者「山田錦」を育てる喜びを、
今年もまた味わっています。

まずは発芽。芽を出させるためには温かさが大切で、ヒーターで一定に温度管理する必要あり。

1006b-1.JPG室内のプラスチックトレイから屋外の発泡ボックスに移植。これで「鎌倉産山田錦」の田植えが完了。

1006b-2.JPG愛おしい苗。なぜか発芽で気をもんだ苗が一番丈夫そう。ゆっくり発芽したことがよかったのかな!?

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僕は今、またアメリカに来ています。

 

今回の出張は11日間。
その間にNYやシカゴ、それらの近郊都市でのイベントなどが続きます。

 

その中で主なものは、
NYにある「ジャパンソサエティー」での日本酒イベント。
これはもう10年以上も継続されているイベントです。

 

毎年レクチャーのトピックを変えているのですが、
今年の話は「上槽後の工程とその影響」。
英語でのタイトルは「The Final Steps of Sake-Brewing」となります。

 

酒造り中で、もろみを搾った後の工程――
つまり、火入れや濾過(ろか)のやり方や、貯蔵や熟成をどう行なうかが、
どれだけできあがりの風味に影響するのか、ということを話します。

 

そしてレクチャーに引き続き、もちろん利き酒会も!
日本からも大勢の蔵元さんが駆け付け、
ニューヨーカー達に自慢の酒を注いで回ります。

 

もう十数回目となるイベントですが、継続は力なり!
これからも、アメリカにおける日本酒発信の基点の一つとして、
年に1度であっても、
末永く、こつこつと続いていくといいな、と願っています。


*ジャパンソサエティーのホームぺージ
 http://www.japansociety.org/

 

プロフィール

ジョン・ゴントナー John Gauntner
1962年、アメリカ・オハイオ州クリーブランド市生まれ。88年、文部省主催の「JETプログラム」で来日し、神奈川県の公立高校で英語を教える。その後、エンジニアとして勤務する傍ら、日本酒を海外へ紹介する活動を開始。98年よりその日本酒の普及活動に専念する。現在は日本酒輸出協会理事、日本酒輸出のコンサルティング、国内外での講演、新聞や雑誌への寄稿、在日外国人のためのSakeセミナーなどを精力的に行なう。著書に『The Sake Handbook』(英語)などのほか、『日本人も知らない日本酒の話』『日本酒がうまい大人の居酒屋』がある。

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