2010年4月アーカイブ

僕の仕事のひとつに、
「海外からのお客さんを日本酒が飲める店へ案内する」というものがあります。

 

案内するついでに自分もいろいろ飲んだり食べたりできるので、
まぁ、楽しいといえば楽しい仕事です。

 

でも、そのお客さんが心から楽しんでもらえるように!
少しでも日本酒について知ってもらえるように!
そして願わくは、日本酒のファンになって帰国し、
周りの人たちに「日本酒の美味しさ+素晴らしさ」を宣伝してくれれば! と、
一期一会の出会いであっても、大切にお迎えしたいと思っています。

 

で、先週末にもそういう機会がありました。

通常は、お客さんのほとんどは海外からのアルコール業界関係者なのですが、
今回はちょっと違っていました。

 

日本酒はこれまで飲んだこともないという、僕より少し年齢が上のご夫婦で、
じゃあ、なぜ僕がこの二人を案内することになったのかというと......。

 

アメリカでは遺伝性疾患の一つとしてよく知られている
「嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょう)」(英語:Cystic Fibrosis)という病気があります。
その病気の研究を進める団体が資金集めのオークションを開催し、
僕の知り合いが、そのオークションに
「東京においてジョン・ゴントナー氏の日本酒レクチャー付きディナー&酒蔵訪問ツアー」
というプログラムを出品したのです。

 

そして、そのご夫婦が見事にこのツアーを競り落とし
(それがいくらで落札されたのかは、僕にはわかりませんが......)
とにかく彼らは日本へやってきて、僕は知り合いから指示されたとおりにホテルへ向かい、
僕がお薦めの、日本酒をゆったりと楽しめる居酒屋へ2軒ほど案内しました。

 

彼らにとっては、とにかく日本酒の何もかもが未知の世界。
あまり驚かせないように、飲みやすいものを選んで、少しずつ試飲してもらいました。

それから、やっぱり一緒にぜひ体験してもらいたいのが、酒肴の数々!

 

3年以上も糠床に漬けたフグの卵巣、からすみ、サバの糠漬けはOK。
でも、マグロの酒盗(マグロの内蔵の塩辛)と牡蠣の塩辛はNGでした。

お二人によると「それらは、どうしても口に入れることができない!」とのこと。

あとはサラダや豆腐、焼き鳥などで、のんびり楽しんでもらいました。

 

オークションに出品した僕の知り合いは
「居酒屋でかかった経費とジョンのセミナー代は請求してくれ」と言ってくれていますが、
こういう形で、微力ながらも僕が何かに貢献できるなら、この上ない喜びです。

 

また来年も声がかかったら、張り切って案内しようと思っています!

 

日曜日。お待ちかねの桜が咲いたので、
少々寒かろうとも、上着を着こんで「お花見」をしました。


そのスポットにはまだ咲いていない"しだれ桜"もあるので、
また来週末も、お花見できるかな?


楽しくおいしく飲んで食べたら、そして別会場へ移動。


この日はイースター(復活祭)でもあったので、
子供たちのために「イースターエッグハント」をしました。


ゆで卵に色をつけて、友人たちと公園のあちこちに隠し、
子供たちがその卵を探すゲームです。
たかが色つきゆで卵。
でも、大盛り上がりでした!


おかげで今、うちの冷蔵庫にはゆで卵が山ほどあります(笑)。


さて、どうやって食べようか。
グラタンか......、卵サンドか......、スコッチエッグにも挑戦してみようかな?


春を感じ、春を喜ぶイベントが続き、子供たちは新学期が始まりました。
僕も気分新たに、次回の酒セミナーに向けて頑張ろうと思います。


そうそう、先日「dancyu20周年記念イベント 日本酒大試飲パーティ」に参加しました。
とてつもなく大きな会場で、大勢の方が来場されて(1800人くらい?)、
本当に素晴らしい会でした。

 

当日、会場で声をかけてくださった方々、ありがとうございました!
いろいろな方とお話でき、僕も本当に楽しかったです。
また、いつか、日本酒を味わうどこかでお会いしましょう!

 

1004b-1.JPG お花見は大人のお愉しみ。美しい桜は酒を飲みながら愛でるに限る!

 

 

 

子供たちが夢中になって探すイースターエッグ。カラフルだから見つかりやすい!?

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プロフィール

ジョン・ゴントナー John Gauntner
1962年、アメリカ・オハイオ州クリーブランド市生まれ。88年、文部省主催の「JETプログラム」で来日し、神奈川県の公立高校で英語を教える。その後、エンジニアとして勤務する傍ら、日本酒を海外へ紹介する活動を開始。98年よりその日本酒の普及活動に専念する。現在は日本酒輸出協会理事、日本酒輸出のコンサルティング、国内外での講演、新聞や雑誌への寄稿、在日外国人のためのSakeセミナーなどを精力的に行なう。著書に『The Sake Handbook』(英語)などのほか、『日本人も知らない日本酒の話』『日本酒がうまい大人の居酒屋』がある。

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